配慮・支援を希望する学生さんへ

本学に入学された方へ

東北大学では、何らかの障害や疾患などが背景にあって、修学の面や大学生活を送る上での問題やつまずきなどを抱える方に、必要とされる配慮・支援の提供を行っています。
高校までの学校生活と大学生活は、授業の組み方や人間関係の持ち方など、様々な点が異なってきます。それまで何らかの配慮や支援を受けながら過ごしてきた方でも、大学という環境に入って戸惑いや不安を感じる場面が出てくると思います。少しでも早く、過ごしやすい環境の下で大学生活を送れるようお手伝いをして参りますので、お気軽にご相談ください。また、既に受けてこられた内容と同様の支援を希望される方についても、早い段階でお会いできればと思いますので、どうぞご連絡ください。

在学中に何らかのつまずきや困りごとが生じたとき

<高校までは特別な配慮を受けずに過ごしてきた方でも、大学という異なった環境に入ることにより、修学に難しさを感じるようになる場合があります。こうした問題の中には、学生さんご本人が周りの人と協力して適切に状態・状況の把握をすることや、それらに基づく配慮や支援を受けることによって、つまずきを軽減することができるものが含まれていると思われます。障害とは個人の力のみで克服するものではなく、環境などの調整によって軽減を図っていくものと考えます。また、それまで健康だった方が、事故や疾患などのため長期にわたる障害を負うという場合もありますが、その場合にも同じようなことがいえると思います。
学年が進み、学ぶ内容などが高度になるに伴ってつまずきが生じる場合もあります。なにか困りごとが生じたとき、抱え込まずに遠慮なくご相談ください。

授業や履修に関して困りごとが生じたとき

授業や履修に関して困りごとが生じたとき、障害・疾病に伴う困難と各学部・研究科の履修システムの両方を踏まえて具体的に検討させていただきますので、各学部・研究科の教務係に、その他のことについては特別支援室にご相談いただければと思います。

具体的な支援の例

本学では、特別支援室と授業担当者や事務職員、各部局、行政機関等社会資源等(※ 詳細は「リンク」をご確認ください)との連携のもと、障害の種別に応じてたとえば以下のような配慮・支援を行っています。

・視覚障害:資料等の電子データ化やそれらの点訳・音声変換、拡大読書器の使用等
・聴覚障害:ノートテイク、授業内容の視覚化(レジュメ等)、話す速さへの配慮等
・肢体不自由:優先席確保、作業に時間がかかる点への配慮、紙媒体を電子媒体化等
・内部障害:入院や通院に伴う欠席への配慮、実技の代替え課題の用意、退室の許可等
・発達障害:注意事項等の文書による伝達、レポート提出期限への配慮、別室受験等

「視覚障害学生への支援例」   「聴覚障害学生への支援例」
 

 

相談から支援までの流れ

     
                             

 

修学上の合理的配慮の提供に関する対応について

障害のある学生から修学上の合理的配慮の提供に関する相談や依頼があった場合の対応については、「障害のある学生の支援に関するガイドブック」にまとめております。「ガイドブック」の各様式(ワード文書)については下記からダウンロードできます。ご活用ください。

障害のある学生の支援に関するガイドブック
(様式1)修学上の合理的配慮_申出書
(様式2)修学上の合理的配慮_申出科目一覧
(様式3)修学上の合理的配慮_配慮依頼文書
(様式4)修学上の合理的配慮_合意内容書

 

参考写真を掲載しています
 

特別支援室